晴明神社
堀川通りに面して晴明神社がある。この地は平安内裏の北東、すなわち鬼門に当たり、大陰陽師安倍晴明の邸宅があった。
彼の死後、その超人的な力を以て都の守護に充てんと邸宅の跡は神社となった。それが晴明神社である。
どうでもいい話だが、最初この社を訪ねた際、内裏の北東というのを現御所の北東と勘違いしており、探し当てるのに苦労したのであった…
境内には一条戻り橋が再現されている。いちいちこんな場所に造らんでも堀川通りの向かい側に実物があるのだが…
一条戻橋は多くの伝説を持つ橋で、学者三善清行が死んだ時遠方にいた子の浄蔵がこの地で葬列に追いついたとたん死者が蘇ったとか、源頼光の四天王渡辺綱が悪鬼茨木童子の腕を斬り落としたとか、千利休が秀吉の命令で自害した際首と木像が晒されたとか、枚挙に暇が無い。晴明に関しては、彼が使役していた式神が用の無い時はこの橋の下で待機していたとか。
近年の安倍晴明ブームのおかげで大分繁盛しているとみえ、境内はよく整備されており建物も新しい。
本殿。無論祭神は安倍晴明。
夜に晴明神社の前を通ってみた…鳥居の上に謎の光が…
こちらが正真正銘の一条戻橋。昼間はなんでもない橋だが、夜間はさすがに雰囲気がある。
大きな地図で見る
2012.06.15 | | Comments(0) | Trackback(1) | 京都の神社